デンマークだより その4
2019年 10月 03日
トゥベステッド初日は展示の準備をして
午後から街の博物館へ。
ここはかつて画家の人の家だったところをそのまま博物館にしていて、古い家の中をその頃の暮らしの様子も含めてみることができます。
キッチンはこのブルーとグレーの空間
デンマークの光
窓や扉のつくり
鍵が、今使われている建物もほとんど同じ仕組みでした
木枠の窓をきちんと手入れして使っていること
日本ではなかなかないですね
デンマークでは 灯り がとても印象的なんだけど
これはランプの周りに押し花を透かした飾りが。
わたしがこの時代にいたら、きっとあれこれ試して楽しんだかもしれないなぁ。
デンマークでは夕食のあと、灯りをすこし灯してヒュッゲの時間というのがあります。
お酒を飲んだりパーティーのようなものではなくてケーキやコーヒーで静かにおしゃべりを楽しむ時間。
低い位置に灯りがあることが多くて、歩いていると普通のおうちでは大きな窓から家の中が見えていて、どこも灯りが灯っていて明らかにほかの国の雰囲気と違いました。
この小さな灯りも、そんなヒュッゲのためのものだったのかもしれません。
ここからこの日はスケーエンという北の端の海へ。
その海がまだとてもきれいで、みんなで石や貝を拾って写真を撮りあって楽しいひとときでした。
東西からくる波がぶつかり合う、珍しい景色。
ここでもっともっと長い時間過ごしたかったなぁ。
こんなバスに乗って浜辺まで。
何をしてもきゃっきゃっいってた気がします。
ひとみちゃんを撮る稲垣さん。
ひとみ嬢はグラビアクイーン。
ちなみに稲垣さんがわたしを撮ってくださったのはこちら。
博物館の入り口で渡された足カバーがまた小人感を増していて、このひょっこり顔に
「期待を裏切らない」と笑っていらっしゃいました。
お喜びいただいて何より。
石はどれも波に削られて丸く
すべすべとしていて
みんな持ち帰った石を見せ合っこ
展示に飾る作家さんもいて、みんなの感覚や感性もそれぞれでやっぱりものつくりの人たちとの旅は和やかな中にも刺激がいっぱい
同じ場面にいても興味を持ったり写真を撮るものも違う
今までのわたしなら、みんなが見ていたら同じように感じないといけないような気が、無意識にあったような気がします。
でも旅の間中、「わたしの感じたもの」に正直でいられた。
自分がそこはいいかなと思えたらそういう自分を素直に認めたり受け止めたりできた。
今の自分をそのままでいいと、すこし思えた気がしています。
帰り道、長い浜辺を稲垣さんと2人で歩きました。
支笏湖を歩いた不思議に続いて
異国の北の海で浜辺を歩く不思議。
ブランコは揺れて静かに時を刻んでいます。
どうかこの時がいつまでもいつまでも続きますように。
いや、手を離してまたそれぞれに時を経て
日が訪れたら同じ船に乗る日を迎えられますように。
そのとき、わたしがまた掌に宝物を握りしめていられますように。
昼食を食べたレストランで
こんなポスターが。
デンマークのバレエ、あんまり知らないけれど
デザインが思い切っていてすてき。
今日は3週間ぶりのお稽古。
わかってはいたけれど足も腰もガクガクです。
明日のお稽古…
どうなることやら。
今日はすこし長くなってしまいました。
毎日見てくださっている方が増えていたり、ブログをみて連絡をくれる方がいて嬉しいです。
まだまだつづきそうなのでよろしければお付き合いくださいませ。
by nuitori
| 2019-10-03 16:58
| デンマーク
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